2023年7月27日

東京大学履修証明プログラム DSEP

第三期生の募集を開始しました!

 
 
 


利害や損得ではなく、物事の本質を見極める


Disaster Solution Executive Program
災害対策 エグゼクティブ プログラム

 気候変動による甚大な風水害、首都直下地震や南海トラフの巨大地震等、現在発生が危惧されている大災害は、多くの人命や構造物に甚大な被害をもたらし、我が国の経済や産業のみならず、人々の暮らしや価値観、社会のあり方まで、大きく変化させます。自然災害が頻発する我が国において、人命を守り、被害を軽減する災害対策は、国力を左右する重要な施策であります。

 しかし、現在の少子高齢化による人口減少や財政的な制約を考えれば、「公助」の拡充は望むべくもなく、国家として高いレジリエンスを目指した「自助」と「共助」を進め、災害対策を担える優秀な人材を社会の様々なセクターに配置することが必要です。

 そこでDSEPでは、レジリエンスの高い社会を目指し、リスクやレジリエンスにかかわる分野のリーダーを養成することを目的に、体系的かつ先端的なリスクやレジリエンスに関する幅広い講義を提供するとともに、研究プロジェクトとして世界が直面している複雑な課題に取り組みます。

 

【参考】

2024年度の講義

2025年度の講義

 

【募集要項】

対象者

経営者、組織のトップマネジメントに関わる方やリーダーなど社会人。
※高校卒業以上(大学への入学要件を満たしている方)。

受講内容

RiskやResilienceに関わる体系的な知識・技能を習得する。

最先端の研究を踏まえた講義と、その学習を踏まえて各受講者が独自に研究テーマを設定、研究し、発表。

学習時間

60時間(このうち約4時間が研究ゼミとして受講者間で研究進捗を発表し、議論する時間)
※これ以外に各自研究を進捗させる時間を確保してください。

研究支援体制 随時、研究に関する相談はオンライン等で進捗を支援。
修了要件
  • 各講義におけるレポート提出

  • 研究論文の作成(学習期間中に研究テーマを設定し、論文を執筆していただきます。詳細は履修期間内にご案内します。)

  • 修了発表会での研究発表(研究論文をPPT形式で発表していただきます。)

※優れた研究発表については、学会等での発表をお願いする場合があります。その際、学会発表にあたり入会が必要となる場合は、入会費をご負担いただきます。

   
受講形態 Zoomによるオンライン講義 + 対面による研究議論や発表会
※海外在住者等を考慮し、完全オンラインで修了も可能。
※出席できない方のためにオンデマンドで受講も可能(講義を録画します)
講義及び演習場所 東京大学大学院情報学環または生産技術研究所の講義室
開講スケジュール

毎年4月から翌年2月。
※この期間に講義受講、研究活動を行う。11月頃には講義を終えて、レポートや論文執筆の時間を確保する予定。
参考:過去は以下のように開催。

2024年度の講義
2025年度の講義

平日、土日など ※社会人の方が受講しやすい時間を考慮。

   
定員 約18名(最低開講人数10名)※申し込み状況等を踏まえ定員は変動。
履修証明書 修了者には、履修証明書を発行する。
受講料

88万円(DSEPの受講者の推薦がある方)
110万円(DSEPの受講者の推薦が無い方)
※上記は税込10%価格。

申し込み方法

以下よりお申し込みください。

お申し込み

※申請者については、面接の上、受入を決定します。

問い合わせ先

沼田 宗純 numa@iis.u-tokyo.ac.jp

 

【よくある質問】

Q1. 完全にオンラインでの出席でも修了できますか?

 A. はい、可能です。オンラインのみでの修了も認めています。ただし、対面での参加は交流やネットワーキングの機会を広げるため推奨しています。

Q2. 応募資格はありますか?

 A. 高校卒業以上(大学への入学要件を満たしている方)。経営者、管理職、専門職、公的機関の職員など、災害対応や危機管理に関わる立場の方を主な対象としています。資格の制限はありません。

Q3. 講義は日本語と英語のどちらで行われますか?

 A. 講義・資料は基本的に日本語で実施しますが、一部の講義や資料は英語で提供される場合があります。

Q4. 修了証はどのように発行されますか?

 A. 東京大学大学院情報学環より「履修証明書」が発行されます。文部科学省認定の公式な証明書です。

Q5. 忙しい社会人でも参加可能ですか?

 A. はい、参加可能です。土日や夜間を中心にスケジュールを組んでおり、オンライン受講も可能ですので、社会人の方でも調整しやすい内容になっています。

Q6. 途中からの参加や一部の講義のみの受講は可能ですか?

 A. 原則として全プログラムを通して受講いただくことが修了の要件となります。一部講義のみの受講はできません。

Q7. 受講者の交流の機会はありますか?

 A. はい、対面講義やグループワーク、ネットワーキングイベントなどを通じて、多様な分野の受講者と交流できる機会を設けています。

Q8. 海外からの参加も可能ですか?

 A. 可能です。オンライン受講環境があれば海外からの参加も認めています。

Q9. 履修証明プログラムとは何ですか?

 A. 東京大学では、社会人向け教育及び大学の社会貢献の一環として、履修証明プログラムを開設しています。履修証明プログラムとは、学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学のより積極的な社会貢献を促進するため、主に社会人を対象とした一定のまとまりのある学習プログラムを開設し、その修了者に対して学校教育法に基づく履修証明書(Certificate)を交付するものです。なお、学位が授与されるものではありません。

Q10. 履歴書に修了したことを記載できますか?

 A. 履修証明プログラムを修了すると「履修証明書」が発行され、その後のキャリアアップ、転職活動や再就職活動などに使用する履歴書に記載が可能です。

Q11. イベントや合宿など履修科目以外の行事への参加は必須ですか?

 A. 任意参加です。参加しなくても修了に影響はありません。

Q12. 詳細な講義スケジュールはいつ頃に公開されますか?

 A. 来年に入ってから公開いたします。2026年の2月には確定させたいと考えております。

Q13. 最後の研究発表会もオンラインでの発表でよろしいでしょうか?

 A. オンラインでも構いません。


 

 

【参考】

2024年度の講義

2025年度の講義