2023年2月28日

災害対策論

■ 災害対策論

概要:災害対策の基礎を体系的に学ぶオンライン講義。
 災害対策論は、現場で活動するために必要な基礎的な知識や考え方の習得を目的とする。そのために、ハザードの脅威・災害現象の理解・組織の能力等の災害対策の体系的な理解を講義を通して学ぶ。

対象者:災害対策に関わる人々と興味を持つ人々。
  具体的には、災害対策本部の運営に関わる市区町村職員、都道府県職員、
 自主防災組織等の住民組織のメンバー、
 企業や団体などBCPや危機管理の業務の担当者、
 災害や防災対策に興味を持つ人々。

理解すべき事項:災害対策の7つのフェーズ、総合的災害対策マトリクス、リスク・マネジメントとクライシス・マネジメント、意思決定の考え方、47種の災害対策業務、災害対策業務の優先順位付けなど。

受講料:33,000円(消費税込み)

学習時間:約23時間

受講期間:受講開始日より10カ月以内に修了すること。

修了評価:確認テストの提出。

事前学習:特に求めない。

学習結果の応用先等:各種防災計画・災害対策本部運営マニュアルなどのマニュアル 、BCPなどの更新の際の基礎知識として活用。

申し込み:こちらから。

お申込み方法

 

・災害対策論のパンフレット

・災害対策論の学習内容概要パンフレット

・ワークブック

講義動画を見ながらノートとして利用してください。

学習内容:

DMTCでは、災害対策を体系化するために、8つの研究・教育分野を設定しています。災害対策論では、各分野から基礎的な内容を取り上げます。

1. 災害対策原論

・災害対策の基礎原論
 目黒公郎(東京大学生産技術研究所・大学院情報学環)
・危機管理の要諦
 伊藤哲朗(東京大学生産技術研究所・客員教授)
・市町村の災害対策に学ぶ
 室田哲男(元総務省消防庁国民保護・防災部長)

・効果的な災害対応を実現するためのポイント
 沼田宗純(東京大学生産技術研究所・大学院情報学環)

 

2. ガバナンス

・組織対応と意思決定の概論
 沼田宗純(同上)
・災害対策本部運営の基礎概論
 田中健一(生産技術研究所リサーチフェロー、兵庫県)

・企業活動から学ぶBCPの本質
 高橋克彦(インフォコム株式会社、事業継続主任管理士)

 

3. 災害情報

・災害情報概論
 沼田宗純(同上)

・災害時の情報伝達
 関谷直也(東京大学大学院情報学環)

 

4. 救助・災害医療支援

・多様な人々の連携プレーで命を守り、命をつなぐ
 沼田宗純(同上)
・救助・救急・医療・保健衛生の体制と課題
 神原咲子(神戸市看護大学)

・法医学から学ぶ災害対策マネジメント
 斉藤久子(千葉大学大学院医学研究院法医学教室)

 

5. 避難・被災者支援

・避難・被災者支援
 沼田宗純(同上)
・避難所の設置・運営
 田中健一(同上)

 

6. 地域再建支援

・私たちの生活の基盤“家”を中心とした生活再建
 沼田宗純(同上)

 

7. 社会基盤システム再建

・インフラ復旧と災害廃棄物対策概論
 沼田宗純(同上)
・インフラ復旧から学ぶ災害対応マネジメント
 田村秀夫(生産技術研究所リサーチフェロー、元国土交通省 北海道局長)

・災害廃棄物概論
 沼田宗純(同上)

 

8. 社会経済活動回復

・災害救助法の徹底活用と財源確保の基礎
 沼田宗純(同上)
・災害救助法の徹底活用
 田中健一(同上)
・災害対応における財源確保の基礎
 滝 陽介(東京大学大学院総合文化研究科・客員教授)

 

学習内容の構成図: