DSEPには、多様な分野から集まった受講生が、それぞれの専門性を活かしながら「リスク」と「レジリエンス」に挑む研究に取り組んでいます。
ここでは、受講生のみなさんの志や研究テーマや社会実装をご紹介します。
皆様も是非、新しいコミュニティーに入って、より良い人生を送りませんか。

※上記の写真は全員ではありません。2025年11月29日・30日の合宿に参加できた方々のみです。
DSEPを受講してよかったこと
受講生のみなさんからは、次のような感想が多く寄せられています。
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「自分の業界だけでは絶対に得られない視点を手に入れた」
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「行政・企業・研究者・医療・スタートアップ、全く違う世界の人と議論できるのが刺激的」
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「講義と議論が“現場で使える知識”としてつながった」
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「課題だったテーマが、研究という形で整理され、進むべき方向が見えた」
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「防災・レジリエンスが“自分ごと”になった瞬間が何度もあった」
多くの受講生が、DSEPを通して「視野」と「仲間」と「武器(スキル・思考)」を同時に得ています。
第三期の募集に向けた、皆様への推薦メッセージ
DSEPでは、立場も経験も異なる受講生が一つのテーブルにつき、「日本社会の課題やその解決策」を本気で議論します。
受講生は、口をそろえてこう言います。
「来てよかった。もっと早く出会いたかった」
防災・危機管理の専門家でなくても構いません。
むしろ、多様な経験こそが DSEP の力になります。
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経営者
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行政職員
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医療・福祉関係者
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都市計画・不動産
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金融・ロジスティクス
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テック・スタートアップ
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教育・クリエイティブ
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ボランティア・地域活動
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国際・多文化支援
どの領域から来ても、必ずあなたの視点が価値になります。
「社会を良くするプロフェッショナルとして、次のステージに進みたい」
「災害・リスクに強い組織や社会に、自分も関わりたい」
「新しい仲間を作り、多面的な視点で議論したい」
「今まで考えていたことを形にしたい。研究論文として世の中に発信したい」
そう感じる方には、DSEP第3期を強くおすすめします。
受講者からのメッセージ
おかげさまで、DSEP 第二期の講義が無事に終了いたしました。
受講生の多様な背景をご紹介することで、DSEP 第三期へのお申し込みをご検討いただく一助となれば幸いです。

















※上記の写真は全員ではありません。2025年11月29日・30日の合宿に参加できた方々のみです。
(所属などは2025年の申し込み時)
石橋 健次(いしばし けんじ)
所属:災害モンスター研究所
研究紹介:「エンタメで世界の防災力をレベルアップ!」を掲げ、災害リスクをキャラクター化した「災害モンスター・サイガモン®」を用いたゲームや探究学習など、遊びに“防災”を忍ばせるコンテンツづくりに挑戦。防災に関心の低い人にも届く新しい防災教育の形を探ります。
DSEPメッセージ:異分野の人との議論が大きな刺激になります。防災を新しい角度から考えたい方に、DSEPは最高の場です。
植村 康弘(うえむら やすひろ)
所属:国立研究開発法人 理化学研究所 神戸事業所 研究支援部 総務課・課員
研究紹介:理化学研究所神戸事業所で防災業務を担当。国立研究開発法人 のBCPの現状と課題を分析し、今後のあるべき姿を探ります。
DSEPメッセージ:行政・研究・民間の視点が交わる貴重な学びの場です。防災を“社会システム”として捉えたい方におすすめします。
岡本 康裕(おかもと やすひろ)
所属:大成開発株式会社 代表取締役
研究紹介:第1期に続き、第2期では首都直下地震と富士山噴火という複合リスクが不動産市場や社会に与える影響を研究。GISや地価情報、ハザードマップを用いて、リスクとレジリエンスが不動産価値にどう反映されるかを可視化し、政策提言につなげます。
DSEPメッセージ:不動産・都市開発の方には特に有意義です。リスクと価値を結び直したい方にDSEPを勧めます。
加藤 幹也(かとう みきや)
所属:DRONE FUND株式会社(当時)(現在は、名古屋大学特任教授)
研究紹介:ドローン・エアモビリティ特化VC「DRONEFUND」のキャピタリスト。発災直後72時間の情報収集をテーマに、平時からのドローン活用や市民が撮影した画像データをSIP4Dなどに連携する仕組みづくり、標準化・API設計のあり方を研究します。
DSEPメッセージ:テクノロジーと防災の接点を深く考えられる場です。ドローンやデジタルに関わる方にも強くおすすめします。
河合 秀治(かわい しゅうじ)
所属:セイノーホールディングス株式会社 専務執行役員 オープンイノベーション推進室室長 兼 ラストワンマイル推進チーム担当
セイノーラストワンマイル株式会社等 代表取締役社長他
研究紹介:物流業界の視点から、平時は採算性のあるビジネスとして機能し、有事にはそのまま災害対応に転じられる「フェーズフリー型」サプライチェーン/ディマンドチェーンモデルを探究。都市開発やインフラ設計も含めたレジリエント物流を目指します。
DSEPメッセージ:物流・インフラの方にとって、視野が一気に広がるプログラムです。社会を支えるビジネスに防災の軸を通したい方に。
菊田 寛康(きくた ひろやす)
所属:東京ビッグハウス(株) 代表取締役
研究紹介:建築業の経営者として、仮設住宅の迅速供給や災害に強い住宅設計・コミュニティ形成、建築資材のサプライチェーン確保などをテーマに、復旧・復興における建築業の役割と、公助・共助を組み合わせた新たなモデル構築に取り組みます。
DSEPメッセージ:現場の経験に理論が加わり、見える景色が変わります。建築・復興に関わる方に心から推薦します。
小林 功(こばやし こう)
所属:株式会社KOTA 代表取締役・株式会社まちのミライ 総合アドバイザー
研究紹介:「株式会社まちのミライ」総合アドバイザーとして、スタジアムを中核とした都市開発プロジェクトに携わる立場から、自治体・民間・住民が一体となって機能する地域BCPモデルを研究。地域特性を踏まえたリスク評価や情報共有プラットフォームの設計を通じて、災害に強いまちづくりを目指します。
DSEPメッセージ:まちづくりに防災の視点を入れたい方には最適です。都市開発関係者にぜひ参加してほしいプログラムです。
小宮 将司(こみや まさし)
所属:スーパースター株式会社・代表取締役
研究紹介:六本木のオーナーバーテンダーとして、「飲食店における被災時の役割の最大化」を探究。炊き出しにとどまらず、避難所機能、安否確認、地域防災コミュニティの拠点として飲食店が果たしうる役割や体制づくりを研究します。
DSEPメッセージ:飲食・サービス業こそ地域の重要なインフラだと実感しました。日常の場を防災拠点に変えたい方におすすめです。
菰田 敦子(こもだ あつこ)
所属:(株)October2nd・代表取締役
研究紹介:臨床心理学の視点から、防災・危機管理を多角的に学びつつ、防災に関する認知について研究します。海外事例なども踏まえた研究を行います。
DSEPメッセージ:医療・福祉と防災をつなぐ具体的なヒントが得られます。支援職の方にとっても大きな学びになる講座です。
齊藤 琢磨(さいとう たくま)
所属:株式会社グローバル・ファミリー・オフィス代表取締役
研究紹介:経営・不動産・事業承継コンサルティングの立場から、防災知をビジネスとして実装することをテーマに研究。企業向け防災ビジネスの構築とともに、個人がどこまで「自分ごと」として災害リスクを捉えられるか、その仕掛けづくりにも挑戦します。
DSEPメッセージ:ビジネスを通じて防災に貢献したい方に最適です。新しい事業のヒントが必ず見つかります。
佐々木 元美(ささき もとみ)
所属:株式会社KiNG・代表取締役社長
研究紹介:アートやファッションの領域とレジリエンスを掛け合わせ、「レジリエンスの高い日本発IPブランド」の構想に挑戦。日本社会が本来持っていた相互扶助やコミュニティの力を再解釈し、国内外の不安定な社会状況の中で希望となる新たなブランド像を探ります。
DSEPメッセージ:クリエイティブの力で社会を変えたい人に、DSEPはぴったりです。防災は文化とも深く結びついています。
杉村 隆行(すぎむら たかゆき)
所属:株式会社GOOYA Holdings 代表取締役
研究紹介:約1,000名の社員を抱える企業経営者として、社員・家族・地域の命と生活を守るため、多拠点経営によるレジリエンス向上、BCP/BCM、行政・金融機関との協働を体系化し、日本企業の倒産リスクを下げ、社会のレジリエンスを高めるモデルの構築を目指しています。
DSEPメッセージ:経営者として学んだことが、すぐに自社の施策に反映できます。組織を守る覚悟のある方におすすめします。最近では、災害対応型コミットメントラインを締結するなどBCP強化も行っています。
竹田 陽介(たけだ ようすけ)
所属:三菱UFJモルガン・スタンレー証券・シニア エグゼクティブ ディレクター オブ ウェルスマネジメント
研究紹介:頻発する災害の中で、個人にとっての「災害後の資金確保」をテーマに、リスク・クライシスマネジメントと金融の接点を研究。金融機関の役割や資金調達モデル、個人資産の持ち方を検討し、レジリエンスの高い社会づくりへの提案を目指します。
DSEPメッセージ:金融の視点から防災を見直す貴重な機会でした。資産運用・金融に携わる方に強く推薦します。
田中 良尚(たなか よしたか)
所属:TANAKA VALUE+ TRADING株式会社 代表取締役
研究紹介:都市計画と「食のダイバーシティ」を掛け合わせ、宗教・アレルギー・文化的背景など多様な食の制約を持つ人も安心して暮らせる・災害時にも支えられる都市のあり方を研究。自治体データや災害事例にAIを活用し、最適な防災対応につなげるモデルを探ります。
DSEPメッセージ:多文化共生やフードの視点で防災を考えたい方には、他にない学びが得られます。
豊福 公平(とよふく こうへい)
所属:GiftYourLife株式会社・代表取締役
研究紹介:元消防士であり現在は経営者として、家計・企業・政府という三つの経済主体に焦点を当て、社会経済活動の回復プロセスを研究。災害が生計手段・雇用・行政機能に与える影響を分析し、日本の社会経済レジリエンス向上に貢献することを目指します。
DSEPメッセージ:経済と防災を結びつけて考える視点が身につきます。マクロな視野を持ちたい方におすすめです。
直島 浩樹(なおしま ひろき)
所属:NEC・スマートシティ事業部門・事業戦略グループ・プロフェッショナル
研究紹介:「先進AI技術×エンターテイメント×防災」による興行的にも成立する防災イベントコンテンツを企画。自助・共助を楽しく学びながら、防災意識向上とマネタイズを両立させるモデルを構築し、国内外への展開を視野に入れています。
DSEPメッセージ:新規事業やコンテンツビジネスに防災を組み込みたい方には、絶好の学びの場です。
中川 悠樹(なかがわ ゆうき)
所属:特定非営利活動法人AYA・代表理事
研究紹介:災害時の病児・障害児・医療的ケア児を支える体制づくりをテーマに、医療リソースの配分、避難所でのケア環境、地域連携による支援ネットワークの構築を検討。過去の事例分析を通じて、より良い仕組みの提言を目指します。
DSEPメッセージ:医療・福祉・教育の現場にいる方にとって、すぐに役立つ知見が得られます。多職種で学べるのが魅力です。
西枝 康一(にしえだ こういち)
所属:弁護士(オリエンス法律事務所共同経営者、京都弁護士会所属)
研究紹介:弁護士として、災害における「予防法務」の可能性を探究。発災後の法的支援にとどまらず、平時から法的枠組みや体制を整備することで、災害時に法律家がどのように主体的に関与しうるかを研究します。
DSEPメッセージ:法と防災の接点を体系的に学べる貴重な場です。法律家やコンプライアンス担当者に強くおすすめします。
西川 順(にしかわ じゅん)
所属:株式会社ジャムティ 代表取締役
研究紹介:スタートアップ経営者として東日本大震災を経験しました。日本の寄付市場が伸び悩む背景として、「善行は隠れて行うべき」という文化や富裕層の心理的ハードルに着目し、若手富裕層・EXIT起業家の寄付行動の実態の把握が必要。特に「自己承認は満たされているが、欠乏感や罪悪感を抱える」という心理から社会貢献への関心が生まれる点を重視し、災害・防災・教育分野への寄付やインパクト投資を促す仕組みを検討。フィランソロピー・アドバイザーやコミュニティ形成を通じ、日本の災害分野に新たな寄付エコシステムを構築することを目指す。
DSEPメッセージ:起業家・ベンチャー企業こそ、防災の視点が必要だと痛感しました。同じ立場の方にぜひ受けてほしいです。
畠山 陸(はたけやま りく)
所属:合同会社惚惚CEO/能登半島支援団体惚惚倶楽部主催/石川県地域おこし協力隊 能登地域担当
研究紹介:能登の復興に関わる若手として、「自助と共助を現代のライフスタイルにどう組み込むか」をテーマに、平時・発災直後・復旧段階それぞれのアプローチを検討。事業や支援の形、ブランディングまで含めた定着モデルづくりに挑戦します。
DSEPメッセージ:現場から変革を起こしたい若い世代にこそ、DSEPをおすすめします。心強い仲間と出会えます。
馬渕 磨理子(まぶち まりこ)
所属:一般社団法人日本金融経済研究所・代表理事/経済アナリスト
大阪公立大学 客員准教授/株式会社Keen Insight・取締役
研究紹介:上場企業の「レジリエンス経営」とIR開示が資本コストに与える影響を研究。レジリエンスに関する情報開示が将来業績や資金調達にどう結びつくのかを検証し、投資家との対話や企業価値向上の新たな視点を提示します。
DSEPメッセージ:ESG・IR・経営に関わる方にとって、レジリエンスの概念を再定義できる場です。
村里 健太(むらさと けんた)
所属:株式会社Brickberg 代表取締役
研究紹介:長崎での災害体験と、歯科向け電子カルテSaaS開発の経験を生かし、医療情報のDXと災害対策の接点を探索。歯型情報による身元確認などを含め、SaaS設計・UI/UXの知見を防災・減災のサービス開発にどう活かせるかを模索します。すでに災害対策本部運営の支援システムの開発に着手しています。
DSEPメッセージ:IT・スタートアップの視点から防災を学びたい方には最適です。プロダクトづくりの発想が大きく広がります。
望月 文恵(もちづき ふみえ)
所属:株式会社ビーロット 取締役 管理本部長(東証スタンダード市場:3452)
研究紹介:不動産・経営の視点から、耐震性能と賃貸借契約の関係に着目。借地借家法や定期借家契約などの実務を踏まえ、賃貸借の仕組みが日本の耐震化を阻害していないかを分析し、法制度・市場構造・耐震化促進の在り方を研究します。
DSEPメッセージ:不動産・法務・経営が立体的につながる講座です。現場感のある議論がしたい方におすすめします。
森 まさこ(もり まさこ)
所属:参議院議員
研究紹介:福島での原発事故や阪神淡路大震災のボランティア経験、防災士・IAEMなどの活動を踏まえ、日本の防災ガバナンスの高度化を追求。防災庁構想、防災士の位置づけ、食のDMAT、自治体業務の標準化、オープンガバナンスなど、多角的な政策提言につなげます。
DSEPメッセージ:政策・行政の立場から防災を深めたい方にとって、極めて有意義なプログラムです。
安井 一雄(やすい かずお)
所属:メドライン・ジャパン合同会社・社長室室長
研究紹介:医療機器企業の社長室長として、医療物資の安定供給とBCPを担う立場から、災害復旧・初動対応にプロジェクトマネジメント手法を適用する研究に取り組みます。ステークホルダー管理、コミュニケーション、チームビルディングを通じた復旧の加速を目指します。
DSEPメッセージ:BCP・サプライチェーンに携わる方にとって、知識と実務が結びつく貴重な学びの場です。
八林 公平(やつばやし こうへい)
所属:株式会社エスプールブルードットグリーン・取締役社長
研究紹介:TCFD・TNFDなどの枠組みを踏まえつつ、気候変動リスクを含む複数の災害リスクを企業の意思決定にどう位置づけるかを研究。マテリアリティ設定や重み付けの妥当性を検証し、気候変動リスクマネジメントの戦略立案手法を探ります。
DSEPメッセージ:サステナビリティ・リスク管理担当の方には必修と言える内容です。実務にすぐ活かせます。
Yu Mei(兪 梅)(ユ メイ)
所属:Standard Chartered Bank Singapore
研究紹介:多文化・グローバルな視点から、日本進出を目指す外国企業や外国人居住者が直面するリスクをテーマに研究。日本の先進的なリスク管理・危機対応の知見を整理し、文化・法制度・経済の違いを踏まえたリスクマネジメントモデルの構築を目指します。
DSEPメッセージ:国際ビジネスや多文化共生の観点から防災を学びたい方に、非常に有意義なプログラムです。
Lim Chee Tian(林 志田)(リム チー テェン)
所属:Eastlake Private Limited
研究紹介:経済・心理・社会・技術・環境を横断する学際的なリスク管理を学び、人類社会が直面する未曾有の災害リスクと共存する道を探求。個人から地球規模まで、多層的なリスクにどう向き合うかを問う理論と実践の架け橋を目指します。
DSEPメッセージ:グローバルな視野でリスクを学びたい方に最適です。海外からの参加にも大きな価値があります。
渡邉 隆幸(わたなべ たかゆき)
所属:福島県立富岡支援学校 主幹兼事務長
研究紹介:福島県職員として、長期避難者向け災害公営住宅4,890戸の整備に携わった経験から、その戸数算定やコミュニティ形成のプロセスを再検証。高齢者生活支援センターなどの運用も含め、今後の災害における住まいとコミュニティ支援のあり方を考察します。
DSEPメッセージ:被災地の経験を次の政策・実務につなげたい方にとって、大きな示唆を与えてくれる講座です。
