【実施報告】マンションレジリエンス講座 モニタートレーニング
近年、都市部で急増するマンション人口。しかし、防災対策や災害時の対応は後回しになりがちです。震災時に安否確認ができない、修繕が進まないなど、すでに各地で課題が顕在化しています。
その解決のカギを握るのは「管理組合」。
そこで2025年9月20日(土)に、管理組合・防災担当者のための実践型プログラム「マンションレジリエンス講座」モニタートレーニングを実施しました。
実施概要
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開催日:2025年9月20日(土)13:00 – 17:15
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会場:東京大学生産技術研究所 As棟3階 311・312
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参加対象:マンション管理組合の防災担当者、自衛組織関係者、マンション管理会社フロント担当者 ほか
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参加費:無料(モニター開催のため)
当日の様子
当日は事前学習を終えた参加者が集まり、地震発生を想定したシナリオ演習を実施しました。
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初動対応の流れを体験
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災害対策本部の設置・運営を実践
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限られた情報と時間の中で意思決定を行う演習
参加者は真剣に取り組み、「平時の準備がいかに重要か」「管理組合としての判断力が求められることを実感した」といった声が多数寄せられました。
演習の目的
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災害時における「実行力」と「柔軟な意思決定力」を養成
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マンション特有の課題を学び、解決の糸口を探る
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実際の災害に備えた「防災組織」の立ち上げ・運営方法を理解
今後の開催予定(災害対策士B級対応講座)
本講座は、2025年12月より有料版プログラムとして開講いたします。
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第1回:2025年12月6日(土)
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第2回:2026年2月7日(土)
(受講料:各回19,800円/税込)
講座の特徴
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事前学習:eラーニング(動画全6回・約6時間40分)
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実地研修:1日集中演習+修了試験(約4時間)
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修了証発行:すべて修了し合格した方には「DMTC修了証」を発行
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災害対策士B級認定:希望者は申請・認定料支払いにより取得可能
まとめ
マンションに暮らすすべての住民の命と生活を守るためには、「管理組合の防災力強化」が欠かせません。本講座を通じて、災害時に冷静な判断と行動ができる人材を育成してまいります。