2021年6月21日

カリキュラム評価委員会

DMTCでは、カリキュラム評価委員会(DMTC Curriculum Evaluation Committee、CEC)を設置し、講義やトレーニング内容について、専門的な視点から 客観的に評価いただき、改善や反映に活かし、クオリティを担保する体制を構築しています。

委員

  • 越村 俊一(東北大学災害科学国際研究所、人と防災未来センター専任研究員を歴任)
  • 鍵屋  一(跡見学園女子大学教授、元板橋区役所防災課長、内閣府や総務省の研修にも精通)
  • 室田 哲男(元総務省消防庁国民保護・防災部長、元広島市副市長)
  • 秋冨 慎司(日本医師会 総合政策研究機構、防衛医科大学校病院救命救急センター准教授を歴任)
  • 松尾 一郎(環境防災総合政策研究機構)
  • 田中 健一(兵庫県庁 広域防災センター)
  • 田村 秀夫(元国土交通省北海道局長)

委員会の開催状況

  • 第1回 令和3年6月16日
  • 第2回 令和3年9月9日
  • 第3回 令和3年12月15日
  • 第4回 令和4年3月7日

主な議論

  • 第1回 令和3年6月16日 16時~17時30分
    DMTCのビジョン、体制等の説明を中心に議論し、DMTCの考え方を委員と共有することを中心に委員会を開催した。カリキュラムの構成、カリキュラムの内容、運営体制、教材作成、受講対象者、能力要件、他組織との連携など幅広い意見を頂戴した。
  • 第2回 令和3年9月9日 16時~17時30分
    第2回の委員会では、主にカリキュラムの構成についてご意見を頂戴した。基礎、初級、中級、上級の段階についてモチベーションの確保やトレーニング時間の分量について議論があった。運営体制については、講義動画の維持管理を効率的に実施するための体制づくりについても意見があった。
  • 第3回 令和3年12月15日 15時~16時30分
    第3回の委員会では、ターゲットをより明確にするための議論があり、同時にカリキュラムの構成についても議論した。基礎コースの位置づけや初級コースとの関係性、さらに基礎コースでは内容に統一感を持たせる必要があることの意見を頂戴した。具体的には、ハザードの理解に関する内容が少ない点など、カリキュラムの全体の分量と内容の整理について議論した。受講料や広報、他の既存の研修制度との連携についても議論した。
  • 第4回 令和4年3月7日 16時~17時30分
    過去3回のカリキュラム評価委員会などを経て、沼田准教授から委員に対して、従来の基礎コースから上級コースの設計を変更し、実践研修とリカレント教育に大別することを提案した。その結果、すっきりして良くなったと評価して頂いた。実践研修の専門プログラムについて、受講形態が多様化したので、受講方法の工夫などのアイデアを頂戴した。対象者については、実際の災害対応業務を担うのは、民間、地域、ボランティアなどが関わる時代なので、自治体職員のみを対象にする研修は今の時代古いと意見を頂戴した。カリキュラムの内容は、市町村の現場を想定したカリキュラム編成にしているが、行政だけではなく、民間企業も参考になる部分は多く。むしろ、公的な部分を民間やボランティアが協力しないといけない時代なので、民間やボランティアも行政の現場のことを学ぶ必要があるとご意見を頂戴した。