関東大震災の連続勉強会とシンポジウム
<6/3(土) シンポジウム>:終了 開催報告
関東大震災は近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、その被害の大きさ、社会的インパクトとも比較を絶する災害でした。この関東大震災から100年が経過します。
インターネットやスマートフォンを駆使している今の私たちは、先人達が残してくれた貴重な体験から、十分学べているのでしょうか?
教訓として活かす準備ができているのでしょうか?
関東大震災を学びなおすことで、これからの都市計画、東京の人口集中と地方の過疎化、少子高齢化、エネルギー問題など、今後の日本のあり方を皆様と一緒に考えたいと思います。
- 日程:2023年6/3(土) 13:00~17:00 ※17:30から懇親会も予定しております。
- 内容:基調講演、連続勉強会の成果発表(詳細は下記)
- 場所:東京大学生産技術研究所 A棟2階 コンベンションホール + Zoom
- 登壇者:石井晴雄(元内閣府)
北原糸子(歴史学者)
目黒公郎・沼田宗純(東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター)
勉強会参加者(※連続勉強会の中で、発表者を決定します。) - 主催:東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター
- 後援:内閣府政策統括官(防災担当)、東京都、神奈川県、埼玉県、横浜市、
川崎市、相模原市、さいたま市 - 協力:東京大学大学院情報学環附属総合防災情報研究センター(CIDIR)
一般社団法人災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)
災害対策トレーニングプログラムの研究に関する研究会(RC95) - 参加費:無料
- 参加者:関東大震災のことを知って、今後の災害対策や日本のあり方を
考えたい方なら、どなたでも。
~当日の流れ~
13:00 はじめに 沼田宗純
13:05 関東大震災が我が国に与えた影響 目黒公郎
13:20 関東大震災の報告書を振り返る
北原糸子(歴史学者)、石井晴雄(元内閣府)
13:45 勉強会の各分科会による発表
1. 組織連携の促進と地域格差の解消
2. Actionを起こすための“情報”を深堀りする
3. 市民の医療活動への参加と地域コミュニティー力の向上
4. 要支援者をどう守るのか、ソリューションを考える
5. 持続可能な街づくりとコミュニティーの再生
6. 日本の“インフラ観”から再考
7. 公共性・公益性を踏まえた事前復興に向けて
16:50 おわりに 北原糸子
事務関係
<勉強会>:終了
第1回 2023年 1/21(土):第一編 発災とメカニズム
首都圏を襲う2つの地震タイプとは?
4種類の被害形態と被害の全体像とは?
地盤と揺れの関係とは?など。
第2回 2/18(土)、第3回 3/18(土):第二編 救援と救済
当時の国の対応とは?
東京府・市、横浜・神奈川県の対応とは?
現在にも関係する流言蜚語とは?
地域住民はどのように災害対策に関わっていたのか?
当時も応援職員が派遣されたのか?など。
・関東大震災勉強会 沼田資料2 第二回
・関東大震災報告書 キーワード分析
第4回 4/15(土)、第5回 5/20(土):第三編 復興と社会的インパクト
今の私たちが恩恵を受けている帝都復興計画とは?住まい・生活・産業の復興とは?他方、復興の問題点とは?など。