和歌山県白浜町椿地区で研修を実施します!
現在、DMTCでは和歌山県西牟婁郡白浜町の椿地区を災害対策のトレーニングフィールドとする構想を模索しており、自助・共助の重要性を肌感覚で味わっていただく研修の実施や、重機の訓練施設の設置を検討しております。
その構想の第1歩として、2月15・16日にモニタートレーニング「The EOC at TSUBAKI」を現地で実施します。
※この件に関しまして、12/3(日)に住民説明会を実施しております。
【参加申し込みを締め切りました】
モニタートレーニング The EOC at TSUBAKI
日本に15,000近くあるといわれている孤立集落。
孤立集落の人々が、迫り来る災害に対して、どう考え行動するのかを体験するプログラム。
白浜町・椿地区の災害対策本部(EOC)のあり方を考えましょう。
あなたの基礎知識に加え、思考力、判断力、行動力、表現力が問われる!
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開催日:2024年2月15日(木) – 16日(金) (1泊2日、事前課題あり)
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場所:和歌山県西牟婁郡白浜町椿地区
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集合:旧・椿小学校(JR紀勢本線・椿駅からすぐ) に 15日 11時15分
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解散:椿小学校 で 16日 15時(予定)
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対象者:日々の損得勘定からの思考を変え、日本の山、川、海、森林などの自然の恵み、地域の災害対策、強靭なまちづくりを志向する企業・自治体の危機管理担当・個人の方など
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定員:40名。定員になり次第締め切り。
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参加費:無料 (交通費・宿泊費・食費等はご負担いただきます)
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Mission 1:自然を知る! ジオサイトを見学し、地球の不思議さに触れる。
2:地域を知る! 公助が行き届かない地区の実態を調査し、体験する。
3:対策を考える! 自助・共助を実現させるための方策を考える。 -
持ち物:1日目の昼食、現地調査の持ち物(小カバン・バインダー等)、着替え、雨具など
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主催:一般社団法人 災害対策トレーニングセンター支援会(DMTC-SA)
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協力:東京大学生産技術研究所附属災害対策トレーニングセンター(DMTC)
一般社団法人 和歌山環境エコ・アクション・ポイント協会
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協賛:株式会社 目良組、株式会社 岸商店、城善建設株式会社
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後援:白浜町
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お申し込み:
Googleフォームから -
お問い合わせ:DMTC イベント申し込み窓口 tdmtc.tokyo@gmail.com
※宿泊料の支払い等に関する詳細は、後日ご案内いたします。
【椿地区とは?】
人口535人(2023年9月末)の小規模な地区。高齢化率が61.5%、平均年齢66.2歳で、20歳以下がわずか10人程度と少子高齢化が著しく進行している。四方を急峻な山と海とに囲まれ、朝来帰川が中心部を流れているために、地震とそれに伴う津波、土砂災害、洪水と様々なハザードによるリスクが考えられる。かつて温泉地として栄えるも、今は廃旅館・空き家・耕作放棄地が目立っており、観光業・農林水産業の衰退が著しい。
【研修内容】
Mission 1:ジオサイトを見学し、地球の不思議さに触れる
- 南紀熊野ジオパークの各スポットを見学し、土地の成り立ちを知る。
- 地球の営みを感じ、ハザードを理解する。
Mission 2:公助が行き届かない地区の実態を調査し、体験する
- 現地調査やインタビューから、孤立集落の抱える地理的・社会的問題を知る。
- 危険な場所に住み続ける地域住民の考えを知る。
- 南海トラフ巨大地震を想定し、住民や観光客の立場になりきって、時間内に避難場所へ移動し、さらに避難所での生活を継続できるか体験する。
Mission 3:自助・共助を実現させるための方策を考える
- 白浜町災害対策本部と避難所(椿小学校)を舞台に、応急対応を体験。
- BOSSシステムを用いて、災害対策本部・避難所運営の標準業務とその地域への展開を考える。
- ICSを参考にして、災害対策本部・避難所運営の役割分担を考える。
- 東日本大震災での石巻市の事例から、事前対策の重要性を認識する。
- 新しい「公助」の在り方と実現可能な「自助」と「共助」を地域の皆さんとともに考える。