2021年6月21日

DMTCの3つの教育ポリシー

 DMTCの3つのポリシーは、受講者の入口から出口(修了後のフォローアップも含む)までの方針を示したものである。どのような受講者を受け入れ、何を学んでもらい、修了させるのかを明確にすることで、DMTCの教育の方向性を可視化する。これがDMTCの教育の質を保証する指針となるほか、どのような人材を輩出するのか、DMTC全体で共通理解し、連携して取り組むことを可能にする。

 また、受講希望者にとっても学びたい内容、修了までに求められる学修成果などについて、あらかじめ見通しを持つことができるため、学びたい内容や将来像に照らして計画的にDMTCを受講できる。

 

1. ディプロマ・ポリシー:
 修了認定・修了後のフォローアップの方針

1.1 随所で活動の中心となるリーダーやファシリテーターを養成
 様々な状況に対して、多くの意見を整理してまとめ、解決に向けて議論を主導し、答えを導き、組織を引っ張っていくこと。

1.2 修了後の継続的な学習とネットワーク形成
 リーダーやファシリテーターとして、新たな課題や法改正など、常に新しい知識を学習し続けること。自信を持ち、誰よりも高いレベルの災害対策を実施するというこだわりを持つこと。困難な災害現場でも多様な方々と積極的に人的交流を持つこと。

1.3 修了証明書
 活動結果を確保し、対外的に学習レベルを共有するために、修了証明書を付与する。

 

2. カリキュラム・ポリシー:
 教育課程編成・実施の方針

2.1 DMTCは学びの場を提供
 様々な立場の受講者が自己の知識や技術を高め、相互に学び合い、成長する場とする。

2.2 段階的な教育による体系的・重層的な人材養成
 災害対策に関わる人々が、最低限身につけておくべき基本知識や考え方、専門性を高める教育まで段階的に教育する。 DMTCで定義している災害対策原論を中心として体系的に学ぶ教育プログラムとする。座学と演習(WS、議論、実習・実技、発表)をバランスよく組み合わせ効果的な教育内容とする。基礎知識の習得、演習による技能向上、戦略立案や実行計画策定の各段階を考慮した教育プログラムを編成する。

2.3 災害対策原論に基づき現場で実践的に活動するために必要な知識と技能を提供
 災害メカニズムの理解に基づく災害状況を想像する力(災害イマジネーション)を向上するとともに、災害対策における現状の問題や課題の抽出と分析から、解決策を導く基本方策を学ぶ。発災後の対応を知ることで事前対策の必要性や重要性を理解し、予防概念の推進と事後対応の効率化に資する事前準備を促進するように教育プログラムを編成する。

2.4 先端研究による新たな価値を創造
 災害対策に関わる先端研究を学び、教養を高めるとともに、新たな価値を創造するリカレント教育を行う。

 

3. アドミッション・ポリシー:
 入学者受入れの方針

3.1 短期的なHow toではなく、課題の本質を捉え解決する姿勢を持つこと
 様々な社会課題を俯瞰し、多面的に課題を捕らえ解決しようとすること。

3.2 学力の3要素を学ぶ姿勢を持つこと
 (1) 知識・技能、(2) 思考力・判断力・表現力等の能力、(3) 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を持つこと。

3.3 主体的、対話的、深く学ぶ姿勢を持つこと
 受講生の地域や組織の状況を踏まえて主体的に学ぶこと。異なる多様な他者(行政、企業、住民、ボランティア、国際)や立場の方々と対話し、自己の考え方を広げ深めること。既に受講者が身に付けている知識や情報を関連付け、多面的、複眼的に思考し、問題を見出して解決策を考え、考えを表現・伝達すること。