近年の災害対応検証の課題一覧
件数 620 件
災害名 | 分類名 | フェーズ | 課題概要 |
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北海道胆振東部地震 | 32.公的な住居修理・解体の対応 | ●集積拠点では入庫情報について、国や道等からそれぞれ提供されたため、情報が錯綜した | |
北海道胆振東部地震 | 33.被害認定調査の実施 | ●道内全域での停電により、道に対し多くの市町村や避難所から物資の支援要請があり情報が錯綜したため、効率的な調達に支障が生じた | |
北海道胆振東部地震 | 34.罹災証明書の交付 | ●市町村の集積拠点で物流事業者が対応するまでの間在庫管理が十分ではなかった | |
北海道胆振東部地震 | 35.応急仮設住宅の建設・供給・管理 | ●在庫をデータ化したが避難所で共有されておらず、避難所からの物資要請に対し効率的に対応できていなかった | |
北海道胆振東部地震 | 36.道路施設の被害状況把握・復旧 | ●集積拠点では、行政からの派遣職員と倉庫事業者の役割分担が明確でなかった | |
北海道胆振東部地震 | 37.警備・交通規制対応 | ●指揮室への関係機関等の参集の基本的なルールが確立されていない | |
北海道胆振東部地震 | 38.公共交通機関の被害・運行状況把握 | ●中央省庁等から多くの要員が参集したことから、指揮室の配置変更を要し、情報共有に支障が生じることがあった | |
北海道胆振東部地震 | 39.農地・農業施設の被害状況把握・復旧 | ●本来配置すべき職員が停電により参集できなかったり、出張等で不在等のため、人員不足や交代職員が不足した | |
北海道胆振東部地震 | 40.水道施設の被害状況把握・復旧及び応急給水 | ●対応する班を決めていなかった業務(被災地視察対応や罹災証明交付支援など)が発生し、人員配置など対応に苦慮する場面があった | |
北海道胆振東部地震 | 41.下水道施設の被害状況把握・復旧 | ●指揮室に本来配置されていない報道機関ブースを設け、公開で災害対応に当たったが、情報管理に労力がとられたことについて、関係機関から指摘がある | |
北海道胆振東部地震 | 42.電力・ガス・通信・石油関連施設の被害・復旧状況把握 | ●停電により振興局や出先機関では、非常用電源が脆弱であったため、対応に支障を来した | |
北海道胆振東部地震 | 43.山地・河川・海岸施設の被害状況把握・復旧 | ●停電により一部の振興局では緊急連絡が適切にされず配備体制の周知が図られないことがあった | |
北海道胆振東部地震 | 44.公共建物・施設の被害状況把握・復旧 | ●地震の揺れの少なかった地域でも、大規模停電時におけるBCPがなかったことから体制確立などに支障を来した | |
北海道胆振東部地震 | 45.危険物施設の状況把握・安全確保措置 | ●指揮室内での災害対策本部各班の活動状況の情報共有及び連携がスムーズに図れなかった | |
北海道胆振東部地震 | 46.道路上の障害物の除去 | ●指揮室及び災害対策本部各班が処理すべき業務が混在し、指揮室に膨大な業務が集中することとなった | |
北海道胆振東部地震 | 47.災害廃棄物の処理 | ●指揮室に参集した各機関は、他の機関の現地での活動状況の把握に苦慮した | |
北海道胆振東部地震 | 48.通常業務 | ●災害現場で活動する警察・消防・自衛隊等による合同調整所などが設置されなかった | |
北海道胆振東部地震 | 49.その他 | ●道からの災害派遣要請後、各市町村への情報提供に時間を要し、要請に関する現地レベルでの調整が一部遅くなった | |
北海道胆振東部地震 | ●救出救助現場と道災対本部指揮室の情報共有が不足し、現場の部隊への指示や、救出者の情報が一部錯綜した | ||
北海道胆振東部地震 | ●道外からの緊急消防援助隊(陸上部隊)が被災地へ到着するまで、陸路とフェリーによる移動となり、天候に左右されるなど、一定の時間を要した | ||
北海道胆振東部地震 | ●発災直後、報道機関に対して飛行高度に関する統制を実施したが、統制前は救難機関や報道機関のヘリコプターが同じ空域で複数活動し危険な状態となった | ||
北海道胆振東部地震 | ●防災に向けた医療機関・関係機関等との連携強化 | ||
北海道胆振東部地震 | ●災害時における各(総合)振興局災害対策地方本部保健環境班(保健所等)の更なる機能の充実・強化 | ||
北海道胆振東部地震 | ●指揮室では北海道電力から連絡があった5:35まで全戸停電を確認することができず、道民へ停電に関する情報発信が遅れた | ||
北海道胆振東部地震 | ●道、市町村は被災者の同意が得られた場合において、死亡者の氏名を公表したが、他県では被災者の同意なく氏名等を公表しているケースもある | ||
北海道胆振東部地震 | ●SNS上で「数時間後に大地震が来る」「断水になる」などの流言飛語が拡散されたため、道や道警ではホームページなどで注意喚起を行ったが、災害対策本部員会議での発信など広く道民に伝達しなかった | ||
北海道胆振東部地震 | ●Lアラートによる避難情報の発信において、入力した情報がシステムに適切に反映せず、周知が滞った市町村があった | ||
北海道胆振東部地震 | ●市町村からのLアラートによる避難関連情報について、個々の市町村における対応が統一されていないことから、迅速な情報提供に支障をきたした | ||
北海道胆振東部地震 | ●Lアラートに住民が災害時に必要とする電気・水道・交通などのライフライン情報が不足している | ||
北海道胆振東部地震 | ●災害時における外国人(観光客等を含む)への多言語による情報提供の拡充が求められている |